梅雨や夏、外に出るのはなんだか気が進まない季節がやってきます。
雨だと、子どもの傘や長靴、タオルなどで出かける準備や持ち物も多くて大変で、ついつい家にこもりがちなこの時期。
子連れだとなおさらそう感じるのではないでしょうか。
そんな季節にぴったりなのが水族館。
お天気に関係なく空調の効いた館内で過ごせるので、小さなお子様を連れていても安心です。
とは言ってもおむつ交換や授乳、ベビーカーなどなど、事前に調べておきたいことがたくさんありますよね。
そこで今回は、子どもと一緒にのんびり回れて、子どもはもちろん大人も楽しめちゃう、そんなおすすめの水族館を紹介したいと思います。
マクセル アクアパーク品川
駅から徒歩2分。お天気関係なし!迫力のイルカショーが屋内で
マクセル アクアパーク品川は、品川駅からわずか徒歩2分の品川プリンスホテル内にある水族館。
プロジェクションマッピングなど、音と光の最先端技術を取り入れた芸術的な演出が見どころです。
品川駅から徒歩2分
品川駅・高輪口の目の前の品川プリンスホテル内にある水族館。雨の日でも駅近でアクセス便利なのが魅力です。館内に入ると美しい映像と水槽がお出迎え。すぐにマクセル アクアパーク品川の世界にひきこまれます。季節によって変化する演出で、いつ訪れても新鮮に感じることができます。
△外観。駐車場には限りがあるので公共交通機関でのお出かけがおすすめ。
△季節に合わせて変化する演出。画像は2018年5,6月ごろのエントランス
入場当日であれば何度でも再入場が可能
再入場が可能ですので、品川駅周辺で食事を楽しむのもいいですね。
また、赤ちゃんがどうしても泣き止まない時には、いったん外へ出てお散歩するなど気分転換することもできます。
子どもがじっくり楽しめる!仕掛けがいっぱい!
水族館としては少し小さく感じるかもしれませんが、そこがオススメする一番のポイント。
小さい子どもにとって、飽きずにまわれる、ちょうどいい広さなんです。エレベーターもあり、ベビーカーでも楽しめます。混雑を避けるならやはり平日の午前中ですが、いつ行っても子どもたちの来館が多い、賑やかな水族館です。
また最先端技術を取り入れた館内は大人も驚くような仕掛けがいっぱい。人気のタッチパネルを搭載した水槽は、展示している生き物にリンクした画像が表示され、タッチやスワイプで現れる様々な演出で遊ぶことができる人気のスポットです。
△いつ訪れても新鮮に感じるのは展示の内容も変化しているから。※画像は2018年5,6月ごろの展示
幻想的なクラゲの水槽「ジェリーフィッシュランブル」
アクアパーク品川に来たらはずせないのが、クラゲの水槽「ジェリーフィッシュランブル」。
ゆらゆらと漂うクラゲと、時間や季節ごとに変化する水槽がずらりと並び圧巻。
梅雨のじめじめした空気や夏の暑さを忘れて、半透明の不思議な見た目なのにどこか愛らしいクラゲにも癒されます。
小さな月齢の赤ちゃんも、光は目で追えるので興味しんしん。もう少し大きな子も、キラキラ光って動くものは大好きなので喜びます。
△色とりどりの光が刻々と変化。いつまでも見ていたくなります
テンションMAX!親子で楽しめる迫力のイルカショーを屋内で
そして、絶対に見逃せないのが、360度どこからでも観覧できる迫力満点のイルカショー「ドルフィンパフォーマンス」です。ウォーターカーテンや照明の演出で、斬新なイルカショーが楽しめます。バンドウイルカやカマイルカ、オキゴンドウが力いっぱいにショーを披露してくれます。高速の遊泳やダイナミックなジャンプから目が離せません。しかも屋内施設でのショーなので、天候を気にする心配がありません!少し大きなお子さまなら、前の方に座って水しぶきを浴びながら昼のショーを見るのも記憶に残るかもしれません。夜からはプログラムが変わるので、時間の事前チェックはお忘れなく。
△水しぶきをお届けする昼のドルフィンパフォーマンス。館内ではレインコートも販売しています
△季節によっても演出が変化するので、HPを要チェック!※画像は2018年5,6月限定の夜ショー
ドルフィンパフォーマンス前後に時間があれば館内の「コーラルカフェバー」で休憩するのも。
発光サンゴが光る幻想的な雰囲気の中で軽食を楽しめます。持ち歩きながら館内を回ることもできます。
△期間限定で販売するドリンクもあるので見逃せません!※画像は2018年5,6月限定ドリンク
上記以外にも、楽しめる場所がいっぱいあります。海中トンネル「ワンダーチューブ」は天窓から自然光が差し込む大型水槽。まるで海に潜ったかのような感覚にドキドキしてしまいます。見上げると魚たちのおなかが見え、図鑑ではわからない海の生き物の姿をダイナミックに楽しむことができます。世界で唯一展示されているドワーフソーフィッシュや、東日本ではここでしか見ることができないナンヨウマンタがいたりと、珍しい魚が集まっているのも見どころです。
△迫力の海中トンネル「ワンダーチューブ」。大型のエイが泳ぐ姿は迫力満点
ジャングルをイメージした「アクアジャングル」エリアでは、まるで探検しているかのような展示があったり、「フレンドリースクエア」ではペンギンやアシカのミニパフォーマンスで生き物を間近で楽しんだり……。
ベビーカー置き場、おむつ替えスペース、授乳室完備
もちろんベビーカーでの移動もOKで、入り口に置くこともできます。一部順路は異なるものの、エレベーターとスロープが設置されているので心配ありません。おむつ替えスペースと授乳室は2階にあり、赤ちゃん連れでも安心して楽しめる設備が完備されています。また、入場当日であれば何度でも再入場が可能です。
お出かけしたいのに暑すぎたり寒すぎたり、雨が降っていたり……。そんなどこへ行くか迷った日には、ぜひ遊びにいってみてください。キラキラした空間で非日常を味わえるはずです。
マクセル アクアパーク品川
基本情報
所在地 〒108-8611 東京都港区高輪4-10-30(品川プリンスホテル内)
電話番号 03-5421-1111 <音声ガイダンス>
営業時間 09:00or10:00〜22:00(時期によって異なりますので必ずHPを参照してください)
休館日 なし
HP http://www.aqua-park.jp
すみだ水族館
駅直結の水族館。東京スカイツリー®見物やお買い物も楽しめる好立地!
東京スカイツリータウン・ソラマチの5・6階にあるすみだ水族館は、”いのちのゆりかご~水 そのはぐくみ~” がコンセプトの体験型の水族館。館内には小笠原諸島をテーマにした大水槽や、屋内解放型のペンギンプールなど、親子で楽しめる展示がいっぱいです。
とうきょうスカイツリー駅/押上(スカイツリー前)駅からすぐ
駅直結でアクセスは抜群です。たとえ雨でも濡れることなく、商業施設の中を歩いていくことができます。雨の中の移動で目的地に着いた頃にはぐったり……ということもありません!
△すみだ水族館外観。東京スカイツリー®︎と直結しているので、周辺施設で一日中楽しめる!
少し疲れたら休憩スペースでまったり
歩き疲れて子どもがぐずり出しても大丈夫。水槽の前にはたくさんのソファが置かれていたり、靴を脱いでカーペットの上でくつろげるスペースがあったり、まったり休める場所がたくさんあります。館内での飲食もOKなので、持ってきたお弁当を食べながらのんびりと水槽を眺めるのもいいですね。さらに、子どもが転んでも痛くないように足元をカーペット仕様にしているんです!すみだ水族館ならではの心づかいです。
△細部までこだわっている館内のくつろぎスペースは、写真映えもばっちりです
子どもの目線を考えた水槽設計
子どもに大人気なのが東京大水槽!小笠原諸島の海がテーマのこの大水槽は、本物の海のように透きとおった、深い青い色が印象的です。子どもたちが水槽にはりついて、大型のサメがゆったりと泳ぐ姿に夢中になっている姿をよく見かけます。この水槽のように、館内にある多くの水槽は、子どもの目線からでも見やすいように高さや角度が設計されているとのこと。子どもも大人も自分の目線で面白い発見ができるはず。親子で発見を報告するのも楽しいかもしれません。抱っこする親の負担も考えた優しい水族館です。
△大人気の東京大水槽。まるで海の中に潜ったような感覚に
△青く澄んだ水槽は、月齢の小さな子どもから大人まで、見入ってしまう魅力があります
△大型のサメ、シロワニ。あまりの迫力に飛び上がって喜ぶ子どもたちの姿も
いきものを身近に感じられる工夫がいっぱい
プロジェクションマッピングを駆使したイベントの開催など、フォトジェニックなイメージのあるすみだ水族館ですが、一方で、「体験」も大事にしているんです。
いきものとの距離が近く、初めて行ったら誰もが驚くはず。いきものたちの暮らしを間近で感じられる空間には、子どもも大人もワクワクしてしまいます。
△吹き抜けの館内中央にある巨大なペンギンの水槽。いろんな角度からペンギンたちを見ることができます
△とにかく元気なすみだ水族館のペンギンたち。近すぎて水しぶきがかかるのは日常茶飯事!?
△こんなに近くに寄って来てくれるペンギンたち。ぷかぷかと並んで浮かぶ姿に癒されます
「フィーディングプログラム」では、飼育スタッフがペンギンやチンアナゴにゴハンをあげる様子を、すぐ近くで楽しむことができます。にぎやかなゴハンタイムでは、同じいきものたちの群れの中でも、なかなか来なかったり、勢いよく寄ってきたり、と個性が浮き彫りに!いきものをよりいっそう身近に感じられる内容になっています。
△ユニークな姿や生態で子どもたちに大人気のチンアナゴ。フィーディングプログラムは必見!
△飼育スタッフの説明は大人にとっても知らないことだらけ!時間を忘れてのめり込みます
△飼育スタッフとの距離が近いのもすみだ水族館ならでは。スタッフの丁寧な解説はきっと子どもたちにとって素晴らしい経験になるはず
また、ワークショップや水のいきものたちと親しむイベントも頻繁に開催。子どもの大好きな工作を通していきものの体のしくみを学んだり、飼育スタッフといきものの研究をしたり、内容は多岐に渡ります。ぜひイベントに参加して、新しい水族館の楽しみ方を見つけてください。※イベントの詳細はHPで要チェック!
△ワークショップの様子。工作を通じて海のいきものをもっともっと好きになるかも!
ほかにも全長50mの「万華鏡トンネル」のような幻想的な展示や、日本最大級の金魚展示ゾーン「江戸リウム」など、何度でも見たくなる展示がいっぱいです。
△魅惑の「万華鏡トンネル」。ひんやりとしたどこか不思議な空間に、時間を忘れてしまいそう
△「江戸リウム」。豪華絢爛な水槽に、思わずため息が出てしまいます
ベビーカー置き場、おむつ替えスペース、給湯付き授乳室完備。ソラマチ内では貸しベビーカーも
館内は完全バリアフリー。スロープやエレベーターが各所にあり、ベビーカーでも車椅子でもすいすい進めます。東京ソラマチ内の貸し出しベビーカーのサービスもおすすめです。なんとこのレンタルベビーカー、水槽を見るのにちょうどいい高さ!なので、子どもを抱っこしなくても、水槽をばっちり見せてあげられます。コンパクトな水族館ながら給湯付き授乳室2カ所とおむつ交換台8台を完備しているので、混まずに安心。
△館内の授乳室・おむつ交換台。ゆったりとした広いスペースに落ち着いた雰囲気が◎
そしてすみだ水族館の魅力は、同じ敷地内で東京スカイツリー見物ができちゃうところ。
同じ建物にレストランやカフェ、ショップもたくさんありますので、屋内にいながら一日中楽しめるはずです!
すみだ水族館
基本情報
所在地 〒131-0045
東京都墨田区押上一丁目1番2号
東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
電話番号 03-5619-1821(9時~21時)
営業時間 09:00〜21:00
休館日 なし
HP http://www.sumida-aquarium.com
葛西臨海水族園
駅から徒歩5分。海のそばの公園内にあるので、水族園のあとはピクニックも!
東京湾に浮かぶようなガラスドーム。葛西臨海水族園は東京都江戸川区に位置する、歴史のある水族園です。クロマグロの大水槽や、日本最大級のペンギン展示場など、みどころはとにかくビッグ。海の生き物について、色々な角度から「学ぶ」ことができる工夫が盛りだくさん。大人も子どもも一緒に楽しく学びながら回れちゃいます!
葛西臨海公園駅から徒歩5分
葛西臨海水族園は海に面した葛西臨海公園内にある水族園です。広い公園内には水族園の他、鳥類園も併設しており、天気がいい日は水族園を見学したあとに、大観覧車や芝生のある公園内で楽しむことができます。お弁当を持ち寄ってピクニックもいいですね。
△ガラスドームの外観に、入る前からワクワクがとまりません
大型展示がもりだくさん!大迫力のクロマグロ
最初にサメの水槽がお出迎え。これから始まる海の世界に引き込まれます。そして、順路に沿って歩いて行くと……目に入って来るのは、クロマグロの群れが回遊する「大洋の航海者 マグロ」。葛西臨海水族園の目玉とも言える2,200トンのドーナツ型の大水槽です。
水族園ではクロマグロについて、このように解説しています。
「クロマグロの顔を観察してみてください。口を少し開いて泳いでいるのが分かりますね。この口の隙間から、泳ぎながらスムーズに海水を取り入れて呼吸をします。『マグロは泳ぐのをやめると死んでしまう』とよくいわれますが、エサをさがして広い海を泳ぐ暮らしを続けた結果、このような呼吸のしかたと泳ぎかたを身につけたのです。」(※さらに詳細は水族園にて!)
人間が不思議に思うような体の仕組みも、魚にとっては大自然で生き残るための進化の結果。スタッフや展示パネルの丁寧な説明にも注目です。
成長すると全長3m、体重500kgにもなるというクロマグロ。堂々と泳ぐ姿に圧倒されること間違いなし!
△大迫力のクロマグロの回遊。飼育が難しいとされていたマグロ類の群泳展示は必見
子どもに大人気!日本最大級のペンギン展示場
いつだって子どもに大人気の展示がペンギン展示場です。数種類のペンギンが飼育されており、ペンギンの生態を陸上と水中から観察ができます。陸上でよちよちと歩く可愛い姿と、水中で飛ぶように泳ぐギャップに、子どもと一緒に大人も夢中になってしまいます。夏場は展示されていない種類のペンギンもいますので、行く前にチェックを忘れずに!
△陸上を歩く姿が愛らしいフェアリーペンギン
親子で一緒に学べる展示の仕組み
葛西臨海水族園の魅力は大人も子どもも海の生き物について、「知りたい!」と思わせてくれる展示の仕組みです。
小さい子どもがベビーカーからでも見やすいような高さになっている水槽があったり、ふれあいコーナーがあったり、子どもがよろこぶポイントがいっぱいです。
ふれあいコーナー「タッチンフィーリン」ではエイやサメをじっくり観察し、触ることで、生き物の体のつくりやくらしを学ぶことができます。また「しおだまり」水槽では磯の生き物に触りながら観察し、直接触れ合うことで生き物への理解が深まります。

水族園で楽しく生き物を観察するためのワークシート。「魚ッチングシート」で生き物を楽しく「見るコツ」がわかる!
幼児づれの家族向けの「はじめて魚ッチングシート」から「上級シリーズ」まで、現在「魚ッチングシート」は20種類ほどあり、年齢や興味の対象で選ぶことができます。今までただ見るだけでは気づかなかった発見を、親子で共有してみませんか?
△魚ッチングシート。これがあればいつもよりきっと楽しめるはず!
△次来たときは、少し大きくなった子どもに説明できるように。ちょっと予習のつもりが大人も夢中になる内容
海の生き物についてもっともっと知りたくなってしまうクイズラリーなどが期間限定で開催されたり、いつ行っても飽きることなく楽しめます。
また、ガイドツアーで専門のスタッフと一緒に館内をめぐりながら生き物を観察するツアーを開催中。平日は「魚の泳ぎ」、「マグロの秘密」などテーマに沿ったツアーを。土日祝には“関係者以外立ち入り禁止”の場所「水槽の裏側」へ入り、飼育係目線のツアーなど、内容は盛りだくさん。また、おとなガイドツアーという大人向けのツアーを7のつく日に実施していたりと、ツアーの内容にこだわっているのがわかります。
そのほかの展示も魅力的なものばかりです。「浮遊生物」の展示では、ふわふわと海を漂うクラゲの一生を子ども向けの解説とともに紹介。東京湾の魚や淡水生物館など、身近に感じる展示も盛りだくさん。ぜひ親子でお気に入りの展示を見つけてください!
△クラゲの展示はいつまでも見ていられます
ベビーカー置き場、おむつ替えスペース、授乳室完備
都内屈指の大型水族館である葛西臨海水族園。館内はゆったりと広く、子どもとのんびり回れます。
園内はスロープや専用エレベーターもあるので、ベビーカーや車椅子でも心配無用。専用通路に案内してもらえます。ベビーカーを置いて楽しみたい方はゲートにて預かってもらうことができます。
授乳室は2つもあり、本館でも案内カウンターで受付しています。おむつ交換台は淡水生物館の男子トイレ以外のすべてのトイレに設置されているので、パパも安心。
レストランでは係員に申し出て電子レンジやお湯を使用することもできます。また、案内カウンターで迷子札を配布しているので、歩き始めた子どもを連れていく場合は利用するのもいいですね。
△見ているだけで楽しいカラフルな魚。ベビーカーでゆっくり回るのも◎
潮の香りを感じながらのんびり過ごす1日は、きっと小さな子どもにとって新鮮なはず。
おでかけに悩んだときは、子どもと一緒に海の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
東京都葛西臨海水族園
基本情報
所在地 〒134-8587
東京都江戸川区臨海町6-2-3
電話番号 03-3869-5152(代)
営業時間 09:30〜17:00(入園は16:00まで)
休園日 水曜(ただし、水曜日が祝日・都民の日にあたるときは開園し、翌日休園)/年末年始(12月29日~翌年1月1日)
HP http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/