
出産祝いに贈る物は決まったけれど、メッセージカードには何て書けばいいのか分らない!という人は多いと思います。心がこもっていれば短くても大丈夫、といっても1行だけでは空白が余り過ぎです。相手が友人であれば書きやすいですが、親しき中にも礼儀ありです。
それに、会社の上司など目上の人にはどのようなメッセージを書けばいいのか困ってしまいますよね。「出産おめでとう」の後は何てかけばいいのか、筆が進まない!という人のために、出産祝いのメッセージについてご案内します。
メッセージカードを贈る前に
「生まれたんだって」という情報だけで行動するのはよくありません。お祝いしても大丈夫なのか、ママと赤ちゃんの健康状態を確認してから出産祝いのメッセージを考えましょう。
それから、相手がどんなに安産で母子共に健康であっても、ブラックジョークや縁起の悪い忌み言葉を使うのはNGです。
出産祝いのメッセージを贈るタイミング
通常、出産から5~7日くらいで退院となりますが、産後の経過状態によっては入院が長引くこともあります。お祝いのメッセージを贈る場合は、出産1週間~1ヶ月くらいの間に贈るといいでしょう。
等身大の自分の言葉で
決してかしこまる必要はありません。例えば、「見に余る喜びを感じています」といったようにかしこまり過ぎたメッセージだと相手に喜びが伝わりません。「おめでとう!」の一言だけででも気持ちは伝わります。
「自分のことのように嬉しいです」「本当に良かったですね」と、語りかけるように自分の気持ちを伝えましょう。
ママへの労いの言葉
出産祝いではどうしても赤ちゃんの方に目がいってしまいがちですが、労いの言葉が欲しいと思っているママは意外と多いって知っていますか。「ゆっくり体を休めてね」などの労いの言葉も入れるようにすると気持ちが伝わりますよ。
併せて、ママを気遣うような入浴剤やフェイスパックなどをプレゼントすると喜ばれます。出産祝いは本来、赤ちゃんではなくママを労うことが目的だと言われています。ママの気持ちも汲み取ってあげるようなメッセージを心掛けてみて下さい。
目上の人に贈るメッセージ
男性の上司などに贈る場合は、「復帰される日をお待ちしてます」「体をしっかりやすめて下さい」といった言葉を付けずにメッセージを書けば大丈夫です。
- ご出産おめでとうございます!生まれてきた赤ちゃんの健やかな成長をお祈り申し上げます。
- 元気な赤ちゃんが誕生したと聞きました。心よりお慶び申し上げます。ご家族が1人増えて賑やかなご家庭になられたとでしょう。復帰される日をお待ちしています。
- 元気な赤ちゃんのご誕生おめでとうございます。母子ともに健康と聞き、安心しております。今は、体をしっかりと休めて育児に専念して下さい。
出産祝いが遅くなった
出産祝いは、相手の体調などもありますので、早ければいいというものではありません。遅くなっても半年以内であれば大丈夫ですが、半年以降になってしまった場合は、一言お詫びの言葉を添えましょう。お詫びの言葉は、あまり長たらしくするとわざとらしいので気を付けて下さい。
- 出産のお祝いが遅くなり申し訳ございません。近いうちに元気な赤ちゃんにお会いしたいです。
- 母子ともに健康だと聞いて安心していましたが、御祝いが遅くなり大変失礼いたしました。
- 出産おめでとうございます。すっかり育児に慣れた頃かと存じます。遅くなってしまいましたが、赤ちゃんの健やかな成長をお祈り申し上げます。
二人目の出産祝いのメッセージ
- 新しい家族の一員がもう1人増えて、増々賑やかで笑いの絶えない家庭になりますね。
- 〇〇ちゃんもお兄さんらしくなって、ママのお手伝いをしてくれるようになるのかな。
- 二人目の赤ちゃんのご誕生おめでとうございます。
NGワード
ご存知かもしれませんが、縁起の悪い言葉はNGです。お祝いの気持ちを伝えるために、「死ぬかと思うくらいの出産の苦しみをよく耐えて元気な赤ちゃんを出産しましたね。」などと書いてはいけません。
出産後6~8週間くらいは、産後うつに悩むママが多くなります。産後は体が弱っている上に、常に赤ちゃんを抱えた状態となるため、肩こり、腰痛などを引き起こしやすいのです。
そんな時に、「育児頑張ってね!」「慣れない育児で大変だと思うけど体に気を付けて頑張って!」といったメッセージは、ママにとってはイラっとくる言葉となります。
相手を思いやること
出産祝いのメッセージは、どんなに親しい間柄でも気を付けてお祝いの言葉を選んでください。贈ったメッセージカードは、しばらく飾っている可能性があり、身内の方が目にするかもしれませんので、見られても恥ずかしくないメッセージにしましょう。また、相手に対して子育てをレクチャーするような内容や、次は男の子が生まれるといいね、といった傷付けるような内容は絶対にNGです。シンプルに、出産のお祝いを言葉にして伝えましょう。