
友人や知人にお子さんが無事できた際、出産祝いを送る場面はとても多い事でしょう。
相手とは仕事上の付き合いならなおさらですが、かなり親しい友人で会ってもメッセージを送りたい際は気を付けたいポイントがいくつかあります。
この記事では、そんなポイントを踏まえつつ例文なども紹介していきます。
メッセージに使ってはいけない言葉
ただ封筒にお札を入れて渡すだけでも、お祝いの気持ちや健康を願う想いは伝わる事でしょう。
しかしメッセージを添える事は、より想いが伝わりやすくなりますから効果的です。
それだけに、最低限書く言葉は選んで最大限のお祝いの気持ちを出していく必要があります。
最もタブーとされているのが、縁起でない言葉を使う事です。
例えば「流れる」という言葉は流産を想像させてしまいます。もう無事に出産してるから大丈夫、とも思えますがそれでもお子さんが生まれたばかりの親御さんには刺激の強い言葉なのです。
ポジティブな内容に言い換える
「さぞ苦しかったでしょう」など、とても気を遣っているように見えても「苦」というネガティブワードが入っているのであまり宜しくありません。
「大変」などという言葉に言い換えれば、まだトゲトゲしさは軽減されるので良いでしょう。「死ぬ」など直接的過ぎる言葉を間違っても添える事はさすがに無いでしょうが、「枯れる」など人間と関係の無い言葉でも控えた方が良いです。
これは例ですが冬という季節を表す際に、「~も枯れ始めた今日この頃」などと比喩として書いても不適切と言えます。
基本的には「祝う気持ち」オンリーで、言葉を選んでメッセージを仕上げるのが理想です。
上司へのメッセージの例文
例文1
「ご出産おめでとうございます。新しいご家族も増え、さぞ賑やかで幸せな家庭になられていくことと思います。お子様の健やかな成長、そしてご家族のこれからの幸せを願っております。」
例文2
「ご出産おめでとうございます。とても忙しい中だと思いますが、ささやかながらお祝いの品をお送りします。お子様が健やかに成長し、幸せなご家庭になっていくことをお祈り致します。」
時にはメッセージを送る相手が上司の場合もあるでしょう。
そもそも書き方には注意するべき目上の存在ですが、出産祝いの際にもやはりそれだけ気を付けるポイントは多いです。
まず根本的な部分で敬語で文章を書くべきですが、スタンダードに「ご出産おめでとうございます」という切り出しで問題ないでしょう。
お子さんの順調な成長、そして親御さんも含めたご家族のこれからの幸せにも触れていくのがベターな内容です。
上司とは言え、関係性も様々でしょうし状況によって文章の堅さは考えていくのが良いでしょう。
友人へのメッセージの例文
例文1
「出産おめでとう!お子さんもできて、これからもっと楽しい家庭になるね。すくすく育って、家族みんな幸せになるのを願ってるよ。」
例文2
「出産おめでとうございます。母子ともに元気でいるみたいで、すごく安心しました。家族みなさんこれから楽しい毎日を過ごされるのを願ってます。今度また赤ちゃんとお会いするのを楽しみにしてます。」
例文3
「○○ちゃん、お誕生おめでとう!これから元気に育っていくのを、私もパパママも願ってるよ。いつかウチにも来てくれるのを待ってるね!」
友人にメッセージを送る場合、敬語かタメ口かは自由に選択して良いでしょう。普段は遠慮の要らない相手でも、出産祝いだから…という事で敬語を使うのはもちろんアリです。
もちろんタブーな言葉は使えませんが、関係の無い話題など状況によってメッセージに入れてもOKです。
またご両親では無く、生まれた赤ちゃんに対してメッセージを送る形にもできます。
上司など仕事上の関わりであれば、この形式は使い辛いですが友人なら比較的使える方法です。出産祝いを送るのに良い時期は、生まれてから少し経ってですのですでに赤ちゃんの名前は分かっている場合が多いでしょう。
○○ちゃん、○○くんなど名前を入れてメッセージを送るのも良いでしょう。
出産経験者として送るメッセージの例文
例文
「出産おめでとう。これから育児で大変な事もあるかもしれないけど、楽しいことの方が多いはずだよ。すくすくと赤ちゃんが大きくなって、楽しい日々になるのを祈ってるよ!」
主に年下の方に送る機会が多いかもしれませんが、あまりに上から目線になるのも禁物です。
そして2人目を急かすのも、生まれたばかりの赤ちゃんやママに失礼になってしまうので控えた方が吉です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
せっかくのお祝いの気持ちを最大限に活かせるメッセージですが、タブーワードを使っては残念な事になりかねません。
赤ちゃんもパパママも幸せいっぱいで、なおかつ大変な部分も多く忙しくしているはずです。
その気持ちに寄り添って、温かい気持ちになってもらえるようなメッセージをぜひ送ってほしいと思います。