新しさのなかに古さも調和する 4人暮らしの建築家の住まい

自宅で講師を招いて、いろいろなワークショップを開催する石子家の奥様。

味噌やリースなど、家族や子どもとの毎日の暮らしをていねいに綴ることを提案する、手作りのものをご紹介します。


毎日の食生活に欠かせない手仕事

毎年手作りが恒例となっている味噌と梅干し。手をかけたぶんだけおいしくなります。

梅干しは9年ほど、味噌は5年ほど前から毎年手作りしている石子家の定番。定期的に開催しているワークショップで味噌作りをした時には、長男も手伝ってくれたのだとか。

手をかけた分だけおいしくなるから、毎日飲んでいる味噌汁など、ふだんの食生活に欠かせません。




長男のお気に入りのぬいぐるみ

息子さんのために作ったぬいぐるみは、今でもお気に入りです。

ハンドメイドのぬいぐるみは、長男が1歳半の時に作ってあげたもの。

生地などを取り扱う「CHECK&STRIPE」で売っていた、ぬいぐるみキットの完成サンプルがモデルなのだそう。完成サンプルには似ていないけれど、今でもお気に入りの世界にひとつだけのぬいぐるみです。




子どもと一緒に作れるオブジェ「ヒンメリ」

フィンランドの伝統的な飾り、ヒンメリ。子どもも簡単に作れます。

モビールのような飾りは、麦わらでできた「ヒンメリ」というフィンランドの伝統的な装飾品。クリスマスの装飾品などに使われて、来たる新しい一年の豊穣を祈る風習があるのだそう。

針と糸を使っていろいろな形を作り出すヒンメリ作りは、お子さんと一緒にも楽しめます。石子家に飾ってあるヒンメリは、クラフト作家さんをお招きしてワークショップで製作したもの。




生花からドライになるまでの過程も楽しめるリース

ドライになっても楽しめるリースは、ワークショップで作ったもの

自作のリースはもともとは生花を使っていて、時間の経過とともに徐々にドライになったもの。

みずみずしいグリーンの葉や白い花が少しづつ乾燥して、グレイ味をおびた色合いに。植物の持つ表情の変化を楽しめます。




ハンドメイドのぬくもりを感じるニット帽で冬もあたたかく

毎年ひとつづつ、ニット帽を手作りしています。

子どもが生まれる前から手編みでニット帽や手袋を作っていたという奥様。出産後はお子さんのために毎年ひとつずつニット帽を作っていて、今年の分は現在製作中なのだとか。




育ちざかりの子どもたちの体を作る毎日の食べ物や、子どもと一緒に作るハンドメイドのアイテムは、できあがりまでの過程は親子の「経験」になるとともに、成長してからも小さな頃を振り返る「思い出」になります。

子どもと一緒に、あるいは、子どものためにつくるハンドメイドの「ていねいな暮らし」は、毎日を豊かに彩ります。

yucalyptus
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