出産祝いの品物におしゃれなメッセージカードを添えたい!

友人や上司、兄弟姉妹に待望の赤ちゃんが!出産祝いは何にしようと考えている方も多いと思います。

しかし出産祝いの品物は流行などで、他の誰かと被ってしまうなんてことも…。そんな時に、相手に祝福の気持ちを伝えるのに活躍してくれるのが「メッセージカード」です。

今回はその「メッセージカード」についてまとめました。

メッセージカードの役割とは?

メッセージカードには色々なタイプがあります。出産祝いのメッセージカードですから、『お祝いの気持ちを伝える』のが本来の役割です。ここではメッセージカードのマナーについて解説していきます。

メッセージカードのマナー

メッセージカードに決まった書式はありません。お祝いの気持ちを相手に伝えるのが目的ですので、ありのままの自分の気持ちを込めて書くのがいいでしょう。しかし、書く内容や、文面には出産祝いにふさわしい言葉を選んで使うべきです。

「親しき中にも礼儀あり」ですから、丁寧な字で書くことも意識する必要があります。綺麗な字でなければいけないというわけではありませんが、メッセージを受け取った相手が読めなければ、メッセージではありませんよね?相手が読める字で、丁寧に書くようにしましょう。

メッセージカードの最低限のマナーは2つです。『きつい冗談は避ける』、『長文にならないようにする』です。いくら仲の良い関係であっても、出産後のママさんは精神的にも過敏になっています。いつもは笑って過ごせる冗談が通じない場合があります。

いつもの感覚でメッセージを書かないように気を付けましょう。長文も同様で、読む人の負担にならないような文面になるように気を使いましょう。

贈る相手によって文面を変える

贈る相手との関係性によって言葉や文面を変えることも大事です。上司や友人等、贈る相手に合わせた文面にしましょう。例えば「おめでとう」という言葉一つとっても、上司等の目上の人に対しては「ご出産おめでとうございます。」と礼儀をわきまえた文面が望ましいでしょう。

逆に友人に対してかしこまった文面になると、他人行儀なよそよそしい感じになってしまうため、ある程度くだけた文章にしましょう。以下に目上の人と友人に対するメッセージカードの例文をまとめました。文面の参考にしてくださいね。

【目上の人】
ご出産おめでとうございます。

【友人】
出産おめでとう!

【目上の人】
心ばかりの出産のお品を贈らせていただきます。

【友人】
出産祝いを贈ります。

【目上の人】
お子様の健やかなご成長と、ご家族の健康を心よりお祈り申し上げます。

【友人】
元気な赤ちゃんの成長と、パパや○○(贈る相手の名前)の健康をお祈りしています。

メッセージカードで使う言葉とは?

メッセージカードは赤ちゃん誕生をお祝いしているという気持ちを伝えるのが本来の役割です。気持ちが伝わる言葉を使いましょう。逆に出産祝いのメッセージカードには書いてはいけない言葉もあります。それが『忌み語(いみご)』と呼ばれている言葉で、縁起が悪いだけではなく、贈った相手を不快にしてしまう言葉でもある為、絶対に使ってはいけません。

ここではメッセージカードの文面に含みたい言葉と、使ってはいけない忌み語について解説していきます。

メッセージカードの文面に含みたい文言

含めておきたい言葉は大きく分けて3つです。

  • 「赤ちゃんの誕生を祝う言葉」
  • 「赤ちゃんとママ、他の家族の健康を祈る言葉、赤ちゃんの成長を祈る言葉」
  • 「出産祝いが遅れたことの謝罪の言葉」

この3つです。最後の「出産祝いが遅れたことの謝罪の言葉」は言い訳を長く書くよりも「連絡が遅れてしまい心苦しく思っております」といったシンプルな文面にしましょう。言い訳に終始するような文面では、何のためのメッセージカードか分からなくなってしまいます。

書いてはいけない忌み語

忌み語について解説していきます。忌み語には『文面』と『言葉』の2種類があります。文面では「性別に関する文」はNGです。「女の子が欲しいと言っていたのに男の子で残念だったね」等はマナーの欠片もない文面ですね。

言葉に関しては、下記に一覧としてまとめました。その言葉と連想される意味についても解説しています。

「流れる」・・・赤ちゃんと離れたり、流産といった事を連想させたりしてしまう。
例:時が流れるのは早いもので、○○ちゃんもすっかりママですね…等

「消える」・・・赤ちゃんの存在が消えてしまう
例:元気に生まれてくれるかしらという不安も消えました…等

「終わる」・・・出産の幸せが終わってしまう、長く続かないといった事を連想させてしまう
例:大変だった悪阻もようやく終わりましたね…等

「薄い」・・・幸が薄い、赤ちゃんの命の儚さを連想させてしまう。
例…今年の夏は暑くなりそうなので、薄手のおくるみを贈ります…等

「苦しい」・・・ママや赤ちゃんの体調の悪化を連想させてしまう
例…生みの苦しみは体験しないとわかりませんよね…等

「切る」・・・縁を切る、怪我をするという事を連想させてしまう。
例…出産祝いでおんぶ紐を手作りしましたが、少し長かったので切って調節しておきました…等

文章の構成上入れなければ意味が伝わらないといった場合には、他の言葉に置き換えるようにしましょう。置き換える事が出来ない場合は、その話題を避けた方が無難です。

出産祝いのメッセージカードとは

出産祝いには何かを贈るわけですが、そこにはメッセージカードもつきものです。

ですがこのメッセージカードに悩まされる人が多いようです。
もちろんよっぽどの失礼がなければ相手は喜んでくれますし、そこまで不安視する必要はありません。

ですが最低限気をつけるべきところは気をつけたり、読む人のことを考えるとより良いメッセージカードになること間違いなしです。

メッセージカードで気を付けたいこと

文字の色に気をつける

まず気をつけるべきなのが、メッセージカードに書く文字の色です。何でもいいのではと思われる人もいるかもしれませんが、もちろん何でも良いわけではありません。

メッセージカードに合わせた色というのが最適ですね。もしメッセージカードなら、読みやすいように同じ色は避けたほうが良いでしょう。

一見華やかに見えるかもしれませんが、読みにくくなってしまう可能性があります。もちろん黒が一番読みやすいのかもしれませんが黒にしなければいけないということはなく、メッセージカードに近すぎず読みやすい色なら何でも良いのではないでしょうか。

逆に、メッセージカードが少しシックな色合いの場合は、鮮やかな色で書いたほうが祝福の気持ちが伝わりやすいと思います。

もちろん、色合いによっては黒で書いても良いのですが、シックな色合いに黒の文字だと少し大人しすぎると思うので、せめてどこかに華やかな色合いのものを持ってきたほうが良いでしょう。

メッセージカードはどんなものが良いか

これに関して悩む人も多いかと思われますが、市販のものを買うのだとしたら、メッセージカードとして売られているわけですから、これだと失礼にあたるとか、そういうのは無いと考えて良いでしょう。あとは送る相手の好みによります。

可愛らしいものは苦手だからそういうのは避けようとか、そういう気遣いはあっても良いのではと思います。選んでいるとついつい自分の好みで選んでしまうかもしれませんが、相手の好き嫌いを分かっているのであれば、そこを考慮した上で選ぶというのはかなり大事になってきます。

もちろん、分からないという場合も十分ありえますから、そのときは相手のことを考えて選んであげてください。

自分で作ってしまうのもあり

メッセージカードは売られているものが多々ありますが、買わないといけないということはありません。極端な話、自分で作るのもありなのです。

ただその際は、色んなことに注意しなければいけません。ペンを使うのだったら滲まないようにするとか、パソコンを使うのだったら色のずれを無くさなければなりません。

手作りだから多少雑になっても良いというわけではありません。もちろん、手作りらしさは残しておいたほうが良いのですが、だからといって雑にしていいわけではありません。丁寧に作るようにしましょう。

丁寧に作れば、気づいたら手作り感が出て素敵なメッセージカードになっていることでしょう。

文はどのようにすれば良いのか

メッセージカードの文というのは、基本的には素直に祝福の言葉を伝えればそれで良いのです。ただ目上の人なのにフランクすぎるのは、問題です。あくまでそこは丁寧に、でも硬すぎずというのは大事になってきます。

不安なら、別の紙に下書きのようなかんじで書いてみると良いのではないでしょうか。そうすれば、本番でミスをする確立は格段に減ります。

メッセージカードでミスをすると訂正のしようがないので、予め書く内容やどういうふうに書くかというのは決めておいたほうが良いでしょう。そうしないと、書くたびに失敗して大変なことになってしまいます。

また文の長さに関してなのですが、あまり多くする必要はありません。
書きたいことが多くあるのなら手紙にすれば良いですし、メッセージカードはたくさんの文を書くようなものではありません。せいぜい数行程度でしょうか。

もちろん、文字を敷き詰めるように書いてしまうととても読みにくくなってしまい自分本位のようなものになってしまうので、いいかんじに隙間は空けて読みやすくし、お祝いの想いが伝わるようにすると良いですね。たくさん書けば良いというものではないのです。

メッセージカードは楽しんで書く

出産祝いのメッセージカードは、お祝いの気持ちがこもっていないと意味がありませんし、事務的なものだと貰ったほうも悲しくなってしまうでしょう。

ですので、楽しく書くのが一番かと思います。もちろん、緊張はしてしまうかもしれませんが、緊張だけになってしまうとそれが相手にも伝わってしまうかもしれません。

相手は出産した嬉しさやホッとした気持ちもありつつ、不安もあるかもしれません。そういうものを取り除いたり、一時的に気にしなくてもよくなるようなメッセージカードを贈ることが出来たら素敵ですね。基本的には自由に考えたり書いてよいものなので、難しく考えすぎないようにしてください。

まとめ

メッセージカードと一口に言っても、その書き方やマナーによっては相手に失礼になる場合があります。しっかりと自分の気持ちを伝えることも必要ですが、出産祝いとしてメッセージカードを贈る上での適切な表現を意識しましょうね。