気を付けたい!出産祝いで贈る祝儀袋の選び方

出産祝いを贈る際のあれこれ

友達や身内、親戚や会社の人など、身近な人が出産をしたら、出産祝いを贈るというのがマナーとなっています。最近では何か品物などのプレゼントを贈る方も多いですが、やはり喜んで貰えるのが現金になります。

しかし現金を贈る際には、いくつかマナーがあります。それは、祝儀袋についてです。現金はそのまま贈るのではなく、きちんとした祝儀袋に入れて渡す必要があります。

現金をそのまま生で渡すのは、マナーとして良くありません。たとえば、祝儀袋自体にもお祝いの意味がこもっています。相手に思い等が伝わるように、シーンに合わせたものを選ぶ必要があるのです。

せっかく渡すのですから、きちんとマナーを守った上で、袋を選んで渡したいものです。そこで、出産祝いの際の祝儀袋の選び方ですが、どういった点に気をつければ良いのでしょうか。

マナーにおいて気をつけることについて

出産祝いの際の祝儀袋ですが、大切なのは額面なので、袋は何でも良いだろう…というイメージを持っている方も多いです。

最近では、カワイイデザインの祝儀袋も増えていますので、そういったものを好みで選ぶ方も居ます。

しかし、目上の人に出産祝いを贈る場合には、こういった可愛らしいデザインの祝儀袋は失礼に当たってしまうこともありますので、注意をしましょう。

目上の人に渡す場合には、祝儀袋などもきちんとしたデザインのものを渡すというのがマナーとなっています。

また、水引の種類にもいくつか種類がありますので、これらの水引のことにも気を配る必要があります。場合によってはこれも選び方を間違えると失礼にあたってしまうこともあります。

出産祝いの水引について

出産祝いの際の祝儀袋ですが、袋にかけられている紐のことを水引と呼びます。水引はその種類によって意味などが異なりますので、注意が必要となります。

こちらの水引には「結び切り」「あわじ結び」「花結び」などがあります。出産祝いの際にはこの中でも「花結び」を選ぶようにしましょう。
こちらの結び方は「蝶結び」とも呼ばれていて、何度でも結んだりほどいたり出来るということから、何回あっても良いようなめでたい事柄に使われることになります。

出産は何度あっても喜ばしいことですので、こちらの「花結び」が使われることになります。出産祝いの際には、こちらの花結びの祝儀袋を選ぶようにしましょう。色んな水引の袋が販売されていますが、間違って購入しないようにする必要があります。

祝儀袋の色と金額に関して

出産祝いの際の祝儀袋の選び方ですが、最近では、ピンクや水色など、さまざまなカラーの色の袋が販売されています。

しかし、祝儀袋の正式な色は「白」とされています。出産祝いで特に目上の人に渡す場合には、正式な色である白を選ぶようにしましょう。

また、そのほかにも、中に入れる金額の種類によって、袋を選ぶ必要があります。金額が伴わないのにもかかわらず、袋だけが豪華だと、違和感を感じさせてしまうことになります。

たとえば、金額が5,000~10,000円の場合には、200~400円の袋を選んで問題はありませんが、金額が50,000円以上の場合には、1,000~2,500円の袋を選ぶ必要があります。

贈る金額を考慮して祝儀袋を選ばなければ、バランスがとれず違和感を感じさせてしまったり、相手側が恐縮してしまうことになります。お返しをする際にも、負担になってしまうことも考えられますので、この点も考慮して祝儀袋を選ぶようにしましょう。

出産祝いにふさわしくない祝儀袋とは?

出産祝いにふさわしくない祝儀袋がいくつかありますので、選ぶ際には注意をしましょう。まずは水引が10本の物です。こちらは、主に婚礼関係の時に使われる物ですので、注意をするようにしましょう。

また、祝儀袋には、水引が印刷されているものがあります。こちらに関しては、高額の現金を贈る際には向いていませんので、注意をしましょう。金額が少ない場合や、心付けの際にはこういった印刷の祝儀袋では問題ありませんが、基本的には印刷ではなく、水引が外に付いているものを選ぶようにしましょう。

どうしてもそれしか用意することが出来なかった場合には、中包みだけでも、和紙を用意してみることで失礼になりません。

また水引の本数なども、慶事と弔事では異なります。慶事の場合には、奇数のものを選ぶ必要があります。出産祝いはおめでたい出来事ですので、偶数の水引の袋は使わないようにしましょう。

また、表書きに「寿」と書かれている袋も、これは婚礼の時に使うのが一般的ですので、選ばないように注意しましょう。

出産祝いの祝儀袋の購入方法

出産祝いに現金を贈る場合には、このように祝儀袋を選ぶ必要があります。しかしどこで購入すればいいのか分からない…という方も多いのではないでしょうか。

祝儀袋は、文具店や百貨店、ホームセンターや、スーパーマーケットなどに販売されています。

最近では、インターネット通販サイトでも販売されていますので、なるべく種類の豊富なお店で自分が包む金額に合わせて購入をするようにしましょう。