出産祝いが手渡しできない 現金書留を使おう!

大切な人の出産報告を聞いたら、今すぐにでも出産祝いを持って駆けつけたいものですね。自分の近辺に住んでいる方なら会いに行くことがそう難しくないのですが、遠方に住んでいる方となれば、なかなか会う機会を設けられずにいることが多いです。

さらに相手の体調面を気遣うあまり、「会いに行って失礼にあたらないかな?」などと疑問や不安に感じることもありますよね。そんな中でも、出産祝いを現金で渡すにはどの様な方法があるのでしょうか?今回はこの場合によく活用される「現金書留」について説明します。

現金書留って何だろう?現金を送る際に知っておきたいルールをご紹介

現金書留を使ってみよう

現金書留の利点は、直接現金を手渡しできない方にでも簡単に送金することができます。郵便局で全て手続きが行えるので、手順がとても簡単です。送付の際にかかる料金が高額な分、紛失時の補償などが付いているので安心して利用できます。

現金書留とは、郵便局でお金を送付する場合に使用できる配達記録付きの郵送方法です。現金書留を利用するには、まず窓口で専用の現金封筒を購入する必要があります。封筒の価格は1枚21円です。

現金封筒は、現金をそのまま入れる用途の普通のサイズと、のし袋の大きさに対応する大きめのサイズの2種類が購入できます。後者はお祝い金を送るために使用されることが多いので、のし袋を収めるためにこちらのサイズを使うことをおすすめします。封筒は郵便局の窓口か営業時間外対応のゆうゆう窓口にて購入することができます。

現金書留利用の際にかかる料金や注意点

現金書留を送る際にかかる手数料は、封筒代金、基本料金(送料)、現金書留料金の3種を合算して算出されます。封筒のサイズや重量、さらに書留代金は郵送する現金の額によって上昇するので、手数料として多めに現金を持っていくことをおすすめします。

基本料金は現金封筒のサイズによって変動して、普通サイズでは82円、大きめサイズは定型外郵便扱いのため120円、書留代金は額面1万円までは430円で、1万円を超過してから5000円ごとに10円が加算されます。

現金書留は郵便局の窓口でのみ送付手続きが行えます。郵便ポストへの投函や、コンビニでの郵送はできませんので注意してください。お金を振り込みで支払うことが主流の現代、現金書留を使用する機会が減ってきて、いまいち仕組みがわからない方もいるのではないでしょうか。現金書留の利用方法を知っておけば、お祝い事がスムーズに進みますよ。

出産祝いを現金書留で送るとき、喜ばれるポイントは?

出産祝いを送ってもよい時期は?送り先の確認も忘れずに

出産祝いを贈るにはちょうど良いとされている時期は、産後10日経過から1ヶ月位の間だといわれています。お母さんが退院する時期は、一般的には産後7日くらいです。それから家に戻って落ち着いている頃合いの10日以降に送ると喜ばれます。

また、お母さんは産後、自宅ではなく実家に戻って静養していることが多いです。出産祝いを確実に受け取ってもらうためにも、送り先の住所を事前に確認しておくことをおすすめします。母子ともに健康であることを確認してから送るようにしましょう。

のし袋と一緒にメッセージを添えて、お祝いの気持ちを伝えよう!

現金書留でのし袋を郵送する際に、手紙やメッセージカードを添えるとよりいっそう喜ばれます。現金封筒は手紙の同封が可能です。手紙ほど文章が長くなくても構いませんので、メッセージカードや一筆箋に一言の温かい気持ちが、産後疲れが出ているお母さんの心の癒しとなるでしょう。

メッセージの例文としては、産後のお母さんを労わる言葉や、落ち着いた頃に会って話したいね、などと再会を楽しみにしているという気持ちを伝えてみることがおすすめです。そもそも形式張った文章を書かなければいけないという決まりはありません。自分らしい言葉で祝意や労わりの気持ちを届けましょう。

まとめ

今回は、出産祝いを現金書留で送る方法やメリット、さらに送付時に気を付けておきたいことや、ひと手間加えることで相手の方に喜んでもらえるポイントについて説明しました。出産祝いを渡す方法のひとつとして、現金書留の仕組みや特徴を覚えておくことでスムーズにお祝い事に対応することができます。

お母さんの欲しい物や必要な物を自由に買い揃えて欲しいから、出産祝いをするなら断然現金派!というこだわりを持つ方も多いと思います。こんな時に便利な現金書留を活用して、安全に楽しく、お母さんと赤ちゃんをお祝いしましょう。”