暮らしのテーマは「都市と自然との共存」

モルタルと無垢が調和するデザイナーズマンション

カレン家が暮らすデザイナーズマンションがあるのは、閑静な住宅街。近くに公園やスーパーがあり、コンパクトな移動で暮らせることが住まい選びの決め手になりました。4歳の長男の幼稚園にも、自転車で通っています。

週に1度、アパレル系の会社で契約社員として働く奥様と医療関係に従事しているご主人、長男と1歳の次男の4人暮らしです。

モルタルの壁にはドライフラワー、芝のある8畳ほどの庭にはオクラやイチゴ、イネなどの食べ物も育つプチガーデンと、植物に囲まれて暮らすカレン家。

「都市と自然との共存」を暮らしのテーマに、インテリアもウッド製のものを中心にセレクトしているのだそう。

足を伸ばしてくつろげるL字型ソファはご主人のこだわり

リビングの空間を引き締める革張りのソファ

リビングの空間を引き締める革張りのソファは、ご主人が選んだもの。5年以上使っていて、風合いも出てきました。

ソファの正面にあるテレビを見るときに、足を伸ばしてリラックスしたいというのがご主人のこだわり。
統一感のある家具は、すべてご主人のセンスで選んでいます。奥様がインテリアや雑貨を買うときにも、ご主人に相談してから決定しているのだそう。

テーブルの花が枯れたら壁にディスプレイして楽しむ

シックなダイニングテーブルには、花を飾って。

テーブルの花は、奥さんが買ってきてディスプレイしています。枯れにくい硬めの葉物を中心にチョイスしていて、枯れた後もドライフラワーにして壁にディスプレイして長く楽しめます。

花好きのご主人が「買っておいで」と声をかけてくれるのは、奥様いわく「私が家事や育児からリフレッシュできるように、気遣ってくれているのかも?」

友人からもらった花束も、ドライにして思い出と一緒に鑑賞。

このお宅のダイニングについて 詳しくは こちら

家族の思い出も壁にディスプレイ

家族写真や子どもが作った作品を大事に壁にディスプレイ

壁をいろどるのは、ドライフラワーだけではありません。家族の写真や思い出のアイテムも大切にディスプレイ。

なかには長男が幼稚園で作った作品や、ご主人との散歩で公園から帰った長男が「お土産」でプレゼントしてくれたねこじゃらしも。

おやつは食材にこだわって 補食にもなるものを

体にやさしいオーガニックの食材
おやつといえば一般的に「間食」と呼ばれていますが、カレン家では3食ではまかないきれない栄養分をとる「捕食」としておやつを与えています。たくさん食べて、夕食が入らなくても心配ありません。

育ちざかりの体にやさしいオーガニックの食材を、季節に合わせた旬のものがテーブルに登場するのだそう。

この日はさつまいも、プチトマト、ヤングコーン、むらさき芋をチョイス。素材の味を生かして蒸し調理したものをいただきます。1歳の次男には1口サイズをスプーンで食べさせてあげることもあるけれど、自分でスプーンや手づかみで食べることも。


モチベーションを上げる家事アイテムをチョイス

「マーチソンフューム」「コロニー2139」「ジェームズマーティン」

「片付けは苦手」と語る奥様は、苦手なハウスキーピングが楽しくなるように、パッケージデザインにこだわったアイテムを使っています。
愛用しているのは、皿洗い用に「マーチソンフューム」と「コロニー2139」のものを気分に合わせて使い分けています。「ジェームズマーティン」の除菌用アルコールは抗カビ・消臭もできる優れもの。食卓やキッチン周りでマルチに愛用しています。

掃除機はポイント用と全体用で使い分け

アイロボット社の「ルンバ」とコードレス掃除機

掃除機は2台を目的別に使い分け。ちょっとした汚れが気になったときには、充電してコードレスで使用できる東芝の掃除機でサッと掃除します。

外出するときには、アイロボット社の「ルンバ」のスイッチを入れて、家全体の掃除を。

珍しい赤いボディは、ご主人にお願いしてアメリカからのお土産で買ってきてもらった、日本では買えないもの。

お世話グッズやおもちゃも置き場所と入れ物にこだわって収納

リビングの滑り台 リビングにピッタリな収納箱中目黒の古道具屋で見つけたオシャレな収納ボックス

子どもたちがリビングで遊ぶことも多いので、子ども部屋とは別に、よく使うおもちゃはリビングに収納場所を作っています。
「バースデイ」で購入したお気に入りのすべり台も、リビングスペースに。すべり台部分を外すと、コンパクトなジャングルジムとしても遊べます。

ソファの横には、まるでスツールのようなおもちゃ箱を設置。まくらとしても使っているくまのぬいぐるみやブロックのおもちゃなど、少し大きめサイズのものを収納しています。

宝物が入っていそうなボックスは、中目黒の古道具屋さんで購入したもの。おむつやウェットティッシュなど、次男のお世話セットを収納。ソファからもダイニングテーブルからもちょうど取りやすい位置に置いています。

このお宅の子ども部屋・おもちゃについて 詳しくは こちら

外出時に服が汚れたり疲れたら帰るから 荷物はコンパクトに

イタリアのブランド「セーブマイバッグ」

ママバッグとして愛用しているのは、イタリアのブランド「セーブマイバッグ」のもの。一見皮革のように見えるけれど、弾力性があり、軽い素材を使っているので、汚れたら洗濯も可能。

バッグには次男の歯がためや、持ち歩きにも便利なステンレス製の哺乳瓶、水、おむつ、ウェットティッシュ、おやつ、離乳食などを持ち歩いています。服が汚れたり泣いてしまったときには帰宅することにしているので、着替えは持たず、身軽に。

ニュアンスカラーの服がお気に入り

スペインのブランド ワンモアインザファミリー タイニーコットンのソックス

次男のトップスは、スペインのブランド「ワンモアインザファミリー」が最近のお気に入りで、色違いで2枚を購入。「タイニーコットン」のソックスとアースカラーの海外ブランドのボンネットで秋口の寒さ対策も。春先から秋頃まで履ける靴は「ニーニョ」のもの。

子どもの成長を感じる日々

教育で悩んだこと成長したことをまとめたノートペットボトルで育てている稲

写真左のノートには、奥様が4歳の長男の教育で悩んだことや、成長を感じたことなどをつづっています。後から振り返って、「こんなことがあった」と思い出しつつ、新たな発見があることも。

1歳の次男も喋れるようになったら、ノートを作るつもりなのだとか。ペットボトルで育てている稲は、もうすぐ収穫。長男が通っている幼稚園でもお米を育てています。

たくさん友達をつくってほしいから日本語教育を大切にしています

アメリカ人のご主人と日本人の奥様、国際結婚のカレン家。

「いつから子どもに英語を学ばせるか?」はママたち共通の悩み。カレン家では、「たくさん友達をつくってほしいから」、日本語を学んでから、英語にも取り組んでほしいと考えています。
そのため、英語の習得を急ぐことはしないつもりなのだとか。

「都市と自然との共存」をテーマに、近隣に自然と触れ合える公園やスーパーもあり、コンパクトながらものびのびと暮らすカレン家は、住まいをはじめインテリア・家事アイテム、すみずみまでこだわったライフスタイル。
「引越しの予定は今のところないけれど、次に引っ越すなら床の風合いにもこだわって選びたいですね」と、笑顔で語ってくれました。