こんにちは! 離乳食ブランドbebemeshiディレクター、食育アドバイザーの平沢朋子です。

みなさんも「よく噛んで食べなさい」と一度は言われたことがあると思いますが、よく「噛める」ことは、生涯の健康の基礎になるというのは過言ではありません。

そして、この「噛む」力を育むのが離乳食期。噛める子どもに育てるためにすべきことをお話させていただきます!




「噛む」力は練習で身につく

私たちが毎日、当たり前のようにやっている食べ物を噛んで飲み込むという動作は、生まれてすぐにできたのではありません。離乳食期から練習をすることで習得できるようになるものなんです。

噛む力が不足していると様々な悪影響が…

最近、食べ物を丸呑みしたり、噛んでも飲み込めなかったり、ベーと出してしまうなど、噛むことが苦手な子どもが増えています。

「噛めない」とどういう影響があるのでしょうか?

顎の発達が悪く、歯並びが悪くなったり、唾液の出が悪くなることで虫歯や歯周病を起こしたり、胃腸の消化吸収が弱くなったりと、健康的な生活自体に支障をきたします。

噛む力は離乳食の間に発達するので、開始が遅かったり、子どもの成長に合わせて食材の大きさや柔らかさを変えていなかったりすると、噛めない・噛まない子になってしまう恐れがあります。




「噛む力」を育む方法

離乳食の進め方には目安があります。5〜6ヶ月、7〜8ヶ月、10〜12ヶ月、1歳以上によって、食材の大きさや柔らかさを変える基準となるものですが、進み方には個人差があります。

どの状態ならしっかり噛めているかを観察しながら進めていくことが何よりも大切です。もし、噛めていないようなら少し柔らかくしたり、逆に噛まずに飲み込んでいたら、少し固くするなど、調整をしてあげましょう。

また、大人が噛んでいる姿を見せたり、「一緒にカミカミしよう!」「上手に噛めたね」など、声をかけながらほめてあげると自然と噛むようになります。

食事は急かさず、そこ子のペースに合わせて上げることも大事。口のものがなくなってから、次のひと口を与えるようにしてくださいね。




ひと口に100回噛むのはなかなか難しいのですが、噛むことで唾液がたくさん出て消化を助け、栄養もしっかり吸収できるようになります。丸呑みせずに噛むことで健康的な生活を送れるなら、離乳食期から「噛むクセ」をつけてあげたいですね。

食事をゆっくり楽しむためにもたくさん噛むクセは重要に。
離乳食期に噛むクセがつけれなかったというママも、今からでも遅くありません! 
大人も一緒によく噛むクセをつけて、ゆっくり楽しい食事タイムを過ごしつつ、ヘルシーライフを手に入れましょう。

 

平沢 朋子
ビューティー&ファッションライターとして女性誌やWebマガジン等で活躍。2014年に女児を出産し、仕事復帰と同時に離乳食がスタート。自身の経験から離乳食ブランド「bebemeshi」を企画・開発。その後、食育アドバイザーの資格を取得し、「離乳食×食育」をテーマにセミナーを行うなど、子どもの「食」の大切さを広める活動を行っている。


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