
ふしぎはっけん!冬の森の探検隊とは
冬の森の中はひっそりと静まり返っていて、まるで眠っているようにも見えます。しかし、そんな季節だからこそ楽しむことが出来ることもあるのです。「トヨタの森」が主催する「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」は冬の森の魅力や謎を通じて、自然の豊かさや尊さを家族で感じることが出来るイベントとなっています。
具体的な内容
「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」で行われるイベントにはいくつかありますが、2017年に行われたイベントでは落ち葉を集めて、火起こしに挑戦しています。火起こしはマッチを使い、松の葉や細い薪を順に積んでいくなどの手順を覚えていくので、自然と触れ合いながら、アウトドアに関する知識を身につけるチャンスにもなりそうです。今の時代、マッチに触れる機会もなかなか無いため、「初めてマッチを付けた!」と喜ぶお子さんも居たようです。
火起こしのために落ち葉を探しながら、分厚い氷を手で触ったり、それを石で割ってみたりと、普段の生活では味わうことの出来ない体験も行うことも経験できます。真っ白な霜が降りた落ち葉を光に透かして、そのきらめきに感動したり、沢山集めたフカフカの落ち葉に埋もれてみたりと、子どもよりも楽しんだ親御さんも中には居たようです。街中の生活では、落ち葉や氷が張ったシーンがなかなか無いため、「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」のような体験は子どものみならず、大人でも十分に堪能できる経験だと言えるでしょう。
神秘的な体験が子供を成長させる
アウトドアなどで森と戯れたことがあるという人はいるかもしれませんが、レジャーシーズンは5月から10月くらいが山場になっており、それ以降は山に入ったことが無いという人も多いと思います。そのような人間があまり足を踏み入れない環境に出向くという、ある種神秘的な体験を「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」では味わうことが出来るのです。また自然の中というのは、予期せぬアクシデントが付き物だと言われています。
興味本位で冬の山に入ったことで思わぬ事故に巻き込まれる危険性も十分に考えられるのです。遭難や滑落事故など、山には危険が多く潜んで居ます。しかし、インストラクターが付いているなど、しっかりと統制された環境で自然と触れ合うことが出来る安心感というのは、自分の手では作り出すことが出来ません。
素人が中途半端な知識で冬の森に入るというのは危険な行為だとされています。そのため、このようなイベントに参加する醍醐味の一つは安心性の確保だと言うことが出来るでしょう。過保護な環境は決して良いとは言えませんが、子どもとの触れ合いには出来るだけ安全な環境が欲しいという気持ちは親御さんならば持っていて当然です。
管理された状況で行われる体験
「我が子には豊かな自然を安心できる環境で楽しんで欲しい」という親御さんの気持ちを汲んでいるため、きちんと管理された状況で冬の森を楽しむことが出来るこのイベントは好評だと言われています。このように、冬の森で遊びたいと思っているけれど、どのように遊べば良いのか分からない親子には「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」のようなイベントが最適かもしれません。真冬の森で、皆で付けた炎の暖かさは、きっと家の暖房とは違った感覚を覚えるに違いありません。
都会は自然に触れ合う機会が少ないため、冬の寒さに対してもネガティブな意見を抱きがちです。しかし、ひとたび冬にしか見られない自然の魅力を味わえば、普段の景色も違ってみえるという人も居るようです。薪を拾い集めながら冬の森を探検し、森の中で薪ストーブやピクニックを体験出来る「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」は、さながら映画やアニメの世界に迷い込んだ感覚になることでしょう。
自然の雄大さや美しさを家族で体験したいと思っているのであれば、注目すべきイベントです。
類似イベント
「冬の森探検ツアーと焚火でクッキング体験」
群馬県の吾妻郡嬬恋村で行われる「冬の森探検ツアーと焚火でクッキング体験」は冬の森を自然ガイドの先生と共に探検をすることができます。冬の森で活動をする様々な動物たちの足跡の他に、大きなつららなど、いつもは見ることのできないものが見つかるかもしれません。探検の後は焚火で焼いたお餅を食べることも出来ます。
2歳以上から先着で15名の定員となっており、先着7名までは事前に予約が可能です。残りの8名は当日の受付になります。未就学児の参加は15歳以上の保護者の付き添いが必要になります。保護者も有料となりますので気をつけてください。子どもも大人も料金は500円で、公式サイトのURLは“https://www.omochaoukoku.com/karuizawa/event/experience.html”です。
「冬鳥を探しに行こう!〜ダックコール作り体験〜」
山梨県の富士吉田市で開催される「冬鳥を探しに行こう!〜ダックコール作り体験〜」は、渡り鳥の不思議や野鳥の生態などを身近な鳥を通じて知ることが出来るイベントです。鳥にまつわるクイズやゲームも開催されるため、楽しみながら自然への造詣を深めることが出来ます。さらに「ダックコール」という可愛らしい鴨の鳴き声がする笛も作ります。
定員は80名で、申し込み先着順で各回40名の参加となっています。こちらは大人だけの参加も出来るため、鳥の生態に興味があるという人は気軽に参加できるという魅力もあるのです。
公式サイトのURL⇒http://www.biodic.go.jp
「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」イベント情報
開催される場所
愛知県豊田市岩倉町一本松1-1 里山学習館「エコの森ハウス」
日時
2018年の12月26日(水) 午前9時30分~午前11時50分
料金
子ども、大人一律100円となっており、場内入場無料。
予約の有無
予約は必要。
定員
30名
問い合わせ先
mail@toyotanomori.jp最終応募締め切りは2018年の12月12日水曜日。
交通手段
車の場合
伊勢湾岸自動車道「豊田東IC」から15分、東海環状自動車道「豊田松平IC」から15分、東名高速道路「豊田IC」から20分。
公共交通機関の場合
名鉄「豊田市」駅と愛知環状鉄道「新豊田」駅から発車する名鉄バスのトヨタ記念病院行に乗り「平山」で下車。そこから徒歩30分で「エコの森ハウス」に到着。
また、愛知環状鉄道の「三河豊田」駅発の豊田おいでんバス豊田東環状線「平山」で下車してください。こちらも同じく徒歩30分で到着します。
そのほかの交通手段
駅前にはタクシーやレンタカーもあるので、そちらを利用するのも良いでしょう。
その際には事前予約しておくことがおススメです。駐車場は「里山学習館エコの森ハウス」手前に20台分用意されています。目印は西側ゲートロータリー付近の看板です。もしも団体で参加するという場合には、エコの森ハウスまで事前に連絡するのが良いかもしれません。
まとめ
今回紹介した「ふしぎはっけん!冬の森の探検隊」では、親子で自然と触れ合いながら、その知識について学ぶことが出来ます。このように親と子が自然と触れ合えるイベントに参加することで、心が通ったステキな思い出になることでしょう。
※使用している画像はイメージです。