こんにちは!
bebemeshiディレクター、食育アドバイザーの平沢朋子です。
近頃、お天気がいまいちで、お外で遊べない日々…。そんな時こそ、おうちでの活動をどんどん取り入れたいですね!
食べることに興味を持ってもらうには、食材に触らせ、一緒に作る経験もとても重要です。食をきっかけに、毎日の生活に必要なお掃除や洗濯物たたみなど、お手伝いを通して家事を体験することで、子どものできることも増えていくはず。

そこで今回は、はじめてのお手伝いについてお話させていただきます。




お手伝いスタートの適齢期は?

野菜がどんな風に育つのか、どうやって収穫するのか、実際に畑に行って体験することが一番ですが、なかなか難しいのが現実。ならば、キッチンでお手伝いをしてもらい、実際に触れてもらいましょう!

お手伝いスタートの目安は3歳くらいから。心身ともに成長し、言葉を理解する能力も高まる時。
手先も器用になってくるので、簡単なお手伝いはどんどんやらせてあげたいですね。

ただ、お手伝いの無理強いは禁物。「やってみる?」と聞いてみて、まずは反応を見てからスタートしましょう。




はじめてのお手伝いで用意したいもの

初めてのお手伝いには、簡単にできる抜き型やお手伝いしている感を演出できるエプロンなどを用意しましょう。

お手伝いをしている実感を持ってもらうため、エプロンをつけるのがおすすめ。
「お手伝いしてる!」気分を盛り上げてくれるので、キッズも喜びます。
キッチンの高さに合わせて踏み台も用意すると大人と目線が一緒になり、お手伝いもスムーズにできますよ。

「これはトマト、これは?」など、ママパパと一緒にキッチンに立ち、野菜の名前を言いながら触ることからスタートしましょう。
その後、野菜を一緒に洗ってもらうお手伝いへと進めます。




お手伝いに慣れてきたら次のステップへ!

野菜の名前をあてっこしたり、一緒に洗ったりできるようになったら、次は「まぜまぜ」のお手伝い。
パンケーキやソース等を作る時に、混ぜてもらうお手伝いをするのも、子どもにとっては楽しいこと。うまく混ざらず、こぼしてしまったりもしますが、そこはご愛嬌。
自分で混ぜたものを食べる喜びはひとしおです。

クッキーの型抜きなども子どもにとっては楽しいお手伝い。
うまく型が抜けなくても、「上手にできたね!」と言ってもらうことで自信がつき、何でも自分でできるんだ!という心が育ちます。
すぐに飽きてしまうので強要はせず、少しずつ、楽しい気持ちでお手伝いさせてあげましょう。




できばえよりも、「ありがとう」の気持ち

4歳くらいになると、テーブルセッティングや配膳のお手伝いもできるようになってきます。
お箸とお皿を並べたり、食べたものを片付けたり。大人が思っているようなキレイな仕上がりにはもちろんなりませんが、やりたい意欲を大切に、どんどんやらせてあげたいですね。

その時にさりげなくお箸の向きを教えたり、人数をかぞえながら数字を一緒に言うなど、お手伝いの中で学べることも多かったりしますよ。
逆に、できばえがいまひとつでもダメ出しをしないように。
お手伝いを始めたばかりの頃は、かえって二度手間になることがほとんどですが、子どもがやってくれたことに「ありがとう」の気持ちを伝えることが大切です。




キッチンでのお手伝いだけではなく、ゴミをゴミ箱に入れる、お花に水をあげるのも立派なお手伝い。

最近、4歳の娘はお洗濯ものをたたむお手伝いをしてくれますが、なかなかのたたみ具合(笑)。「ありがとう! 助かった〜」と伝え、娘の見ていないところでたたみ直すことになるのですが、一緒にたたむことが、親にとっても嬉しく楽しいことだったりします。
身の回りの、できることからから少しずつ。親子のコミュニケーションのひとつとして、お手伝いを取り入れてみましょう。




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平沢 朋子
ビューティー&ファッションライターとして女性誌やWebマガジン等で活躍。2014年に女児を出産し、仕事復帰と同時に離乳食がスタート。自身の経験から離乳食ブランド「bebemeshi」を企画・開発。その後、食育アドバイザーの資格を取得し、「離乳食×食育」をテーマにセミナーを行うなど、子どもの「食」の大切さを広める活動を行っている。